「おふくろの味は何ですか?」と聞かれたら、私は迷わずに『おにぎり』と答えます。
私は母が作ったおにぎりが本当に大好きで、今でも実家に帰った時には、ついついリクエストしてしまうのです。
おにぎりの中身には、鰹節のおかかにすりごまを混ぜたものが好きで、醤油で味付けしたおかかとごまの風味、そして海苔で巻かれた塩味のご飯の相性が最高で、たまらなく美味しいのです。
高校生の時、お昼を売店で購入する友人が多い中、私はお弁当箱を持っていくのが嫌で、毎日おにぎりだけを作ってもらって登校していました。
その時は、おにぎりが好きというほどではなかったのですが、結果的にそれが母の味になったというわけです。
しかし、一度おにぎりの具で忘れられない事がありました。
いつものように、お昼休みにおにぎりを食べると、中からミートボールが顔を出したのです。
私はびっくりしたのと、友達に笑われるのではないかという不安で、急いでミートボールおにぎりを食べました。
家に帰って母に、「どうしてミートボールなんて入れたの?」と聞くと、「たまにはおかずも食べたほうがいいと思って」と答えました。
自分が母となった今、その時の母の気持ちがとてもよくわかります。
おにぎりは、握る人によって味が違うものだと思います。力加減や塩加減ももちろんですが、量や形も結構重要なのです。自分で母をまねて握ってみても、やっぱりどこか違う味なのです。
いつか、私の子供が「おふくろの味は何ですか?」と聞かれたときに、「おにぎり」と言ってくれたら嬉しいなと思ったりしています。
朝食の重要性
朝は忙しい。一分一秒でも無駄にはできない。
そのため、朝食を食べない人も多いのではないだろうか。
他の準備を優先させるためか、ギリギリまで寝るために。
しかし朝食を食べないことは体にとって、とてもよくない。
寝ている間もエネルギーは消費されている。そのため、朝はエネルギーが体に十分でない状態だ。
朝食を食べるとブドウ糖が吸収される。
これが体を動かすエネルギーになる。1日を乗り越えるための大切なエネルギーだ。
朝食の重要性は理解していても、やはり朝が忙しい時間であることに変わりない。
そのようなときは、おにぎりやパンなど、炭水化物を少しでも摂取するといい。
早起きは三文の徳という。その一つは朝食をきちんと摂れるということではないだろうか。
エネルギーが無い状態では、注意力が散漫になりやすく、事故につながることもあるだろう。
仕事や勉強がはかどらないだろう。そのようなことを避けるためにも、朝食はできるだけしっかりと摂りたい。
けれども、いまいち朝食をしっかりと食べる根拠にしっくりこないのは、なぜなんだろうか。
朝食をたっぷりとることにストレスを感じる人も、少なからずいると個人的に思う。
そうした場合は、専門家は理論をゴリ押しするのだろうか。
正しいことのように言っていることでも、疑問というのは出るものであり、それを解消できるだけの根拠は知りたい。
その説明すら出来ない場合は、正直、その情報も怪しいのだ。