自己中は敬遠

注意したところで分かってもらえない事が目に見えているのに、そんな労力を使ってまで付き合いを続けたいとは思わないという気持ちは、同じくA子に困り果てている私にもよく理解できました。

自己中の取り扱いは難しいので、放棄します。

思えば長い付き合いの友人を思い浮かべてみると、嫌なところが少ない相手ではなく、嫌なところは嫌とハッキリ言ってもなんとかなるタイプの友人が多い気がします。
B子の話を聞いていると、友人関係を築くには短所をなくそうとする事よりも、むしろ指摘された事を受け入れる姿勢の方が大事なのかもしれないな、とつくづく感じました。

もしあなたが友人から指摘されている事があったら、一度相手の言っている事をとりあえず受け止めた方がいいかもしれません。

もしくは「距離を置かれている気がする」と感じる相手がいたら、「嫌なところがあるんだったらハッキリ言えばいいじゃないか」と考える前に「自分が何か悪い事したのかな」と先に考えてみた方がいいかもしれません。

長くそして仲良く付き合う為にも、友人から言われた事は謙虚に受け止めるようにしましょうね。
人間って、図星を突かれた時の言動が本性ですから、本音をぶつけてみることも大切です。

逆恨みのリスクはありますが、そもそもそういう人間に対する強い味方も見付けておきましょう。

私の家出放浪記

私がまだ学生だった頃は、カッとなるとすぐに家を飛び出し、母を心配させていましたが、当時を振り返った思い出についてです。

私は自慢じゃありませんが、とてもわがままな性格をしていると思います。
特に家族内では自己中全開で、自分の思い通りに行かないことがあるとすぐにへそを曲げていたように思います。
そんな時は時間構わず家を飛び出し、家出ごっこを繰り返していました。
以下当時の思い出についてです。

昔の自分は、今思い返せば、何でそんな些細な事、つまらない事で腹を立てていたのだろうと不思議に思う事ばかりです。
例えば、母が私より妹の話ばかり聞いている、休みの日に行きたい場所へ連れて行ってくれない等、自分の都合ばかりを押し付けていました。

そんな私を母は叱ってくれましたが、私は聞く耳もたずで、何で自分が怒られているのかも分からず、ふてくされて家出を繰り返しました。
家出といっても、お金はおろか、何の荷物も持たずに勢いだけで飛びだしたものなので、近所を徘徊し、飽きれば母に見つからないよう家に戻るというものでした。
また時には少し離れた祖母の家に行き、遅くなったら母に迎えに来てもらっていました。
何回も繰り返しているうちに、母もきっとあそこにいるだろうと分かっていたと思いますが、それでも私を見つけた母はとても安心したような表情をし、その度に母に愛されていると実感していたように思います。

そんな私でも、大人になるにつれ、人に気を使うという事が出来るようになり、今思えばなんてバカな事をしていたのだろうと呆れてしまいます。
私が子供をもうけた時、突然いなくなってしまったら、きっとパニックを起こしてしまうと思います。
寛大な母には、感謝の気持ちでいっぱいです。